吹田市議会議員 泉井ともひろ 
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泉井ともひろ

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令和2年2月定例会「代表質問」(ボール遊びの出来る場について)

【泉井】
以前から公園等でのボール遊びについて質問をさせていただき、安全に遊べる範囲で使用は差し支えないとの御見解を示していただきましたが、さまざまな課題から子供たちが伸び伸びとボール遊びができるところがふえたわけではありません。
 公園を管理する土木部として、ボール遊びができる環境を整備するに当たり、どのような課題があるのかをお答えください。

【土木部長】
 誰もが自由に使える公園でのボール遊びは、他の利用者の安全確保を前提とした行為でなければいけません。一方、スポーツとしての球技は、利用者を制限できる適当な広さ、設備のあるグラウンドを利用することで、初めて伸び伸びと球技を行える、そういうふうに考えております。
 グラウンドの不足が、わずかなスペースを求めた公園での球技につながっており、公園でのボール遊びとグラウンドでの球技のすみ分けとスペース確保が課題と考えております。以上でございます。


【泉井】
なかなか土木部としては自由にボール遊びを整備することが課題が多いということですが、やはり私は一番安全にボール遊びも含めて子供たちが遊ぶことのできる学校のグラウンドを放課後も開放するべきだと思います。
 以前から学校のグラウンド開放については要望しておりますが、当時の学校教育部長の御答弁では下校時刻まで開放している学校もあるが、していない学校の理由としては、大人の目の届かない場所や子供たちだけが遊んでいる状況において不審者侵入や事故への迅速な対応が困難であるためと言われていました。それなら、警備員を配置して開放するなど、新たにグラウンド整備をするよりもコストもかけずに実施できるのではないでしょうか。子供たちの遊び場が制限されていることについてどのように感じているのか、提案も含めた教育長の御意見を伺います。

【教育長】
 子供たちが自由に遊ぶ場所が少なくなったことは認識しており、子供たちがもっと自由に遊びたいという気持ちに応えてあげたい思いは質問議員と同じであります。
 本市では地域の方々の御協力を得ながら、放課後の安心、安全な居場所づくりを目指して太陽の広場を実施しております。現在では塾や習い事などと合わせた居場所の一つとして、平成27年4月に開講いたしました千里丘北小学校を含め、全36校で実施しております。全国的に児童数が減少傾向にある中で児童数がふえる状況にある本市では、特に児童数が多い学校では実施回数が伸び悩む状況にはございますが、引き続いて地域の方々の御理解と御協力を得ながら、子供たちの放課後の居場所として提供してまいりたいと考えております。以上でございます。


【泉井】
太陽の広場、毎日開催されている学校もあるっていうふうにお聞きしております。一方ですね、月1、2回であったりとか、ほとんど開催されてない学校もあるというふうなことも聞いております。今完全ボランティアでされてると思うんですけども、それが難しいんであれば、例えば有償ボランティアでもいいとは思うんですけども、元気な高齢者の活動の場の一つの選択として整備するなどよいと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。

【教育長】
今新たな提案をいただきましたので、有償ボランティアについては今後検討してまいりたいと考えております。
 我々としてはあくまでも、質問議員から警備員のことは言われましたけれども、警備員ですね、警備員を配置して開放するということも言われましたが、なかなか子供同士のトラブルが起こったとき、警備員だけでは対応ができないことがあると、私自身は思っております。また、学校だけ、済みません、不審者が今ふえている中で子供だけが勝手に遊んだらよいとはなかなか言えない時代でもございます。そういった意味で、この太陽の広場の充実ということで安心、安全があることはもちろんのこと、子供たちがさまざまな体験活動ができる居場所として、先ほど質問議員が提案された有償ボランティアについては今後検討していきたいと。同時に、この太陽の広場の充実を図ってまいりたい、このように考えております。
  以上でございます。


【泉井】
ぜひよろしくお願いいたします

 
2020年03月11日 17:56

令和2年2月定例会「代表質問」(国立循環器病研究センター跡地について)

【泉井】
北千里の国立循環器病研究センターの藤白台跡地の開発について現段階での情報について市はどの程度把握しているのかお答えください。

【都市計画部長】
 国立循環器病研究センター跡地のうち、藤白台跡地につきましては、現在千里ニュータウンのまちづくり指針の手続中であり、共同住宅、戸建て住宅、店舗等の土地利用計画等について把握しております。
  以上でございます。


【泉井】
当然、子育て世代の入居が想定されるが、その際、児童数の多い藤白台小学校の受け入れに問題はないのか見解を伺います。

【学校教育部長】
 藤白台小学校におきましては既に府営住宅の集約建てかえによる活用用地での開発などによって児童数が増加しております。そのため、令和3年度の教室不足への対応として多目的室を普通教室に改修する予算を本議会に当初予算案として提案しているところでございます。
  今後当該地での開発など、さらなる受け入れを行う場合には学校のグラウンドなどに増築が必要と考えております。以上でございます。


【泉井】
御答弁の内容からしても、新たにできる居住地等については青山台小学校の校区に設定すべきと考えますが、いかがでしょうか。

【学校教育部長】
 校区の設定につきましては開発の内容を詳細に把握し、通学上の安全や近隣の学校の状況、児童数の推移などを見通す必要がございます。今後青山台小学校の校区に設定することも含めまして、子供たちにとってよりよい教育環境となるよう過大校対策を進めてまいります。以上でございます。

 
2020年03月11日 17:55

令和2年2月定例会「代表質問」(防災拠点について)

【泉井】
防災拠点については、国や大阪府でも検討が進められ、巨大地震等の災害時の大阪府北部広域防災拠点として物資集積、輸送基地、また消防や警察、自衛隊の応援部隊の集結地は万博とされており、万博記念競技場と万博記念運動場を活動広場、東駐車場を臨時ヘリポートとして活用となっており、具体的には万博記念競技場を物資集積、輸送基地に、万博記念運動場を警察や消防等の活動基地としているということは決まっているようです。
  そこで我が会派としては、大阪北部広域防災拠点が万博とされていることから、市立サッカースタジアムにおいて、市として拠点整備に貢献すべきと考えますが、市長の見解をお示しください。

【危機管理監】
 まずは、担当からお答えをいたします。
 大規模災害時においては、国や大阪府、警察や、消防、自衛隊といった関係機関を含め、広域からの応援隊による災害対応が行われることからも、活動拠点の確保については重要と考えています。
 大阪府の北部広域防災拠点に隣接する市立吹田サッカースタジアムを災害対応活動拠点として一体となって連動させることは、スタジアムが持つ従来の備蓄や物流の拠点機能に加えて、大規模災害時における大阪府北部の防災拠点としての役割を果たすことにつながると考えています。以上でございます。


【市長】
 御指摘のとおり、大規模災害を想定した大阪府の北部広域防災拠点は万博記念公園を中心として計画をされています。発災時には全国から多くの人員、車両、工作物、物資が集中をし、これらを一元管理により対応を行う必要があることから、大規模な中核施設を設定しなければなりません。
 警察からは、市立吹田サッカースタジアムが有事の際の拠点として高い機能を発揮するとお聞きをしており、具体的な連携に向け迅速に取り組んでまいります。以上でございます。

 
2020年03月11日 17:54

令和2年2月定例会「代表質問」(高齢者特殊詐欺対策について)

【泉井】
 高齢者特殊詐欺対策について質問をさせていただきます。
 本市では平成29年度から平成31年度まで、65歳以上の世帯等を対象に、特殊詐欺対策として合計約630世帯に対して固定電話用の自動通話録音装置を無料配布、また、来年度予算として5,000円を上限に機器購入額の半額を補助金とする100万円の予算が今定例会で提案されております。一方、箕面市では、高齢者のみの世帯、約1万7,000世帯を中心に、自動通話録音装置の関連予算が提案され、可決されれば、令和元年度1,000個と合わせて計1万1,000個を無料配布されます。
 また昨年、吹田市での被害額は約1億3,100万円、箕面市は約1億1,800万円でしたが、対策として、予算だけで見ても大きな違いが出ている状況です。
 今回、箕面市は550万円という予算で1万個の配布というキャンペーンを打ち出し、1万世帯に無料配布することで、いい方は悪いですが、ある意味、半強制的に手にとっていただくことで装置の設置を行い、啓発とともに対策に乗り出したとも言えます。
 そもそも詐欺に遭われたほとんどの方が、まさか自分が詐欺に遭うとは思っていなかったはずであり、高齢者みずから対策されている方は少ないのではないでしょうか。
 そういう意味では申請制の吹田市の対策は少しインパクトに欠けるところがありますが、毎年高齢者がふえ続ける近年、何も予算を多くとって無料配布数をふやせばよいということでもないと思っております。装置の設置を含め、いかに高齢者の入居世帯が対策を実施してもらえるかが大切であり、その手法はさまざまでありますが、市として今後の対策についてお考えがあるのか、担当副市長の御見解をお答えください。

【市民部長】
 まずは、担当者から御答弁申し上げます
来年度からは、従来無償貸与していた外づけ型に加えまして、自動通話録音装置を内蔵する電話機や高齢者向けスマホに対象を拡大し、購入金額の2分の1、上限5,000円を補助する制度に変更してまいります。
 個々の高齢者の実情に応じた多様な防犯機能つき電話機の普及啓発により、高齢者と犯罪集団を直接遮断する取り組みをさらに進めてまいります。
 また、暮らしアップセミナー等で、特殊詐欺に対する市民一人一人の防犯意識の向上に努めるとともに、吹田警察署と緊密に連携することによって、次々と巧妙化する詐欺による被害状況や具体的な手口等の最新情報を地域の関係団体へ、引き続き発信してまいります。特殊詐欺は高齢者などの弱者を狙う許しがたい犯罪であることから、地域社会全体で高齢者を見守り、犯罪を未然に防止するよう、庁内関係部局が力を合わせて取り組んでまいります。以上でございます。


【副市長】
 特殊詐欺は高齢者など弱者を狙う巧妙で悪質な犯罪です。本市も、市長、吹田警察署と初めとした幹部による会議を定期的に開催し、特殊詐欺の情報共有を図り、連携して被害防止のための啓発に取り組んでいるところでございますが、詐欺はますます巧妙化し、状況に応じて新たな手口に変化しています。
 今月開催いたしました吹田警察署との連絡会議では、昨年の特殊詐欺の手口はオレオレ詐欺より架空請求のほうが多い状況にあること、また、キャッシュカード趣向型がふえているとの説明がございました。
 大事なことは、家族や日ごろ身近に接する地域団体や事業者等で見守りにかかわっていただくことであり、さらに啓発に重点を置き、ますます多様化する特殊詐欺にいち早く対応できるよう、新たな取り組み等も検討して進めてまいりたいと考えております。以上でございます。


【泉井】
 庁内関係部局が力を合わせて取り組んでいただく上で、少し提案させていただきますが、高齢者特殊詐欺はさまざまな方面からの対策が必要であり、例えば福祉部なら福祉事業者との連携、健康医療部なら医療機関、もっと言えばですね、教育現場からも児童や生徒、保護者への啓発で、祖父母等へのアプローチをしてもらうなどが効果的ではないでしょうか。
 また、平成29年の警察庁のデータによると、特殊詐欺被害の約50%が70歳以上の女性です。そして、オレオレ詐欺に至っては、被害者の77%が70歳以上の女性となっております。そういったことからもターゲットを絞って対策をとるということも必要だと考えますが、市の見解をお示しください。

【市民部長】
 特殊詐欺対策に取り組む体制につきましては、危機管理室、高齢福祉室、国民健康保険室及び市民総務室の四つの部局が中心となって吹田警察署と相互に連携するとともに、各部局の専門性を生かした対策につきましても検討してまいります。以上でございます。

 
2020年03月11日 17:50

令和2年2月定例会「代表質問」(職親プロジェクトについて)

【泉井】
職親プロジェクトについてお伺いをいたします。
本市では、少年院に入っていない、もしくは仮出所している保護観察中の更生支援として、吹田市保護司会と連携して、保護観察中の少年の働く場を設ける取り組みを行っているとは聞いておりますが、具体的な取り組み内容及び成果、また他市の取り組み状況もあわせてお答えください。

【総務部長」
 本市では、保護観察中の少年等の社会生活への復帰の一助になれたらとの思いから、少年等が本市の事務に従事することで、仕事になれ、次のステップにつなげられるよう、平成22年(2010年)8月に吹田地区保護司会と就労支援に係る協定を締結し、同保護司会から推薦のあった少年等を臨時雇用員として任用してまいりました。
  これまで、延べ9名を任用し、そのうち、任用期間終了後、新しい職を見つけられた方が1名、改めて就学した方が2名ございます。
  他市の状況につきましては、北摂及びNATSのうち1市が同様の協定を締結しておられ、これまでに2名を任用されたとのことでございます。以上でございます。


【泉井】
 国でも昨年12月に再犯防止推進計画加速化プランを策定し、取り組みを強化しておりますが、どのような取り組みでしょうか。
 また、加速化プランを受けて、本市での今後の対応はどのようにお考えがあるのか市長の見解をお示しください。

【総務部長】
 まず、担当から御答弁させていただきます。再犯防止に向け、国、地方公共団体、民間が一丸となって取り組むため、国において、再犯防止推進計画が取りまとめられておりますが、特に満期保釈者対策の充実強化、地方公共団体との連携強化の推進、民間協力者の活動の促進の三つの課題をより重点的に取り組んでいくために加速化プランが策定されたところでございます。
  本市といたしましては、保護観察中の少年等の更生と社会復帰を支援することを目指して、平成25年(2013年)に設立された日本財団職親プロジェクトに参画いたしますとともに、国、協力民間企業、保護司会とも連携しつつ、今後とも官民が連携した再犯防止の取り組みとして、現在実施している保護観察中の少年等への就労支援を、より現実に即した実効性のあるものとして継続していきたいと考えております。
  以上でございます。


【市長】
 本市が前向きに取り組んでいる更生保護に対する考え方につきましては、2月に開催をされました法務省や協力事業者等による職親プロジェクト会議でもお話をさせていただいたところでございます。
  また、先般法務省の依頼により、本市はトップランナー自治体として更生保護は自治体の責務であるという旨のビデオメッセージを作成をいたしました。これは4月に開催をされる国連犯罪防止刑事司法会議、いわゆる京都コングレスと称される国際会議の場で流されることになっております。
  厳格な規律を守り、市民の期待に応えるべき市職員として一定期間勤めることができたという事実を認証として、新たな就職先を得ることで社会人として更生してもらいたい、その思いでこれからも加速化プランの趣旨に沿って自治体としての社会的責任を果たしてまいりたいと考えております。
  以上でございます。


【泉井】
なかなか難しい課題ではあって、人数的にはそんなに実績っていうのは難しいかもわからないですけども、一人でも多く更生のきっかけとなるように、本市として御尽力いただければと思います。

 
2020年03月11日 17:49

令和2年2月定例会「代表質問」(あいほうぷ吹田等について)

【泉井】
あいほうぷ吹田について。 吹田市立障害者支援交流センターあいほうぷ吹田は医療的ケアを必要とする重度障がい者の通所施設として整備され、委託事業として現在運営しております。生活介護事業の1日当たりの定員は60人とされています。しかし、現在の受け入れ人数は1日当たり平均45名、さらに来年度の新規の受け入れに至っても、たったの1名と聞いております。この状況はそもそもニーズがないのか、お答えください。
  また、平成30年度から5年間の委託料は毎年約3億700万円ですが、委託料の積算根拠をお答えください。また、定員60人に達していない状況はいつからなのか、過去10年分お答えください。

【福祉部長】
 あいほうぷ吹田は、医療的ケアの必要な方など、他の施設では受け入れが難しい重度の障がい者を受け入れており、ニーズにつきましては支援学校の卒業生を中心に非常に高くなっていると考えております。
  次に、事業を委託する法人への委託料につきましては、医療的ケアや重度の障がい者を多く受け入れることから、看護師や理学療法士等の専門職を確実に配置できるよう積算しております。
  最後に、定員や利用状況についてでございますが、利用契約者自体は定員以上となっておりますが、利用の頻度が毎日ではない方がいることや、体調不良等で休みの方が生じるため、1日当たりの平均利用者数は、過去10年間定員を超過したことはございません。
  今後、あいほうぷ吹田が医療的ケアの必要な障がい者の受け入れ皿としての機能をより一層発揮していけるよう、利用者の受け入れや効率的な運用方法について検討してまいりたいと考えております。
  以上でございます。


【泉井】
 このような状況はこれまで市があいほうぷのあり方について何ら検討もせず、運営法人の言うがまま放置してきた結果だということであります。過去10年間、一度も定員に達していないにもかかわらず、委託料は満額を払い続け、毎年の運営費だけでも1億円以上の赤字、施設管理と合わせると2億円以上の経費がかかっております。時間の都合上、この問題については委員会で引き続き追及させていただきますが、あいほうぷの本来の受け入れ定数を充足させたいのなら、無理に委託事業者を1法人に絞らず、2法人に委託してもよいのではないでしょうか。市民の血税を多額に使い、本来なら重度障がい者を1日平均、あと15人も受け入れのできるはずの施設なのですから、これ以上ずさんな運営はやめていただきたいと思います。

 
2020年03月11日 17:42

令和2年2月定例会「代表質問」(スーパーシティ構想について)

【泉井】
スーパーシティ構想について。
 今国会において予算関連法案として国家戦略特別区域法の一部を改正する法律案が提案されており、スーパーシティ構想の実現に向けた制度の整備が進められております。
時間の関係上、説明は省かせてもらいますが、本市は制度の趣旨に一致していると思われることから、当該制度に乗りおくれのないよう、国の動向を注視することが必要だと考えますが、市長の御見解をお示しください。
【政経営部長】
 まずは、行政経営部からお答えを申し上げます。
 最先端技術を活用して未来都市を実現しようとするスーパーシティ構想につきましては、今国会での関連法案成立後に、制度内容やエリア選定の日程等の詳細な内容が適宜発信されるものと考えておりますので、今後の国や大阪府の動向を注視してまいります。以上でございます。


【市長】
 当該制度の趣旨は、本市にとって歓迎すべきものであることは間違いありません。この制度により適用される特例措置等により、本市のまちづくりをどのように具体的に加速化することが期待されるのかを確認をした上でスピーディーに判断をしてまいります。
  以上でございます。

 
2020年03月11日 17:39

令和2年2月定例会「代表質問」(健都について)

【泉井】
健都について質問させていただきます。
 当初予算では、健都における産学官民連携のプラットフォーム構築支援に係る事業者選定の予算が計上されております。健都はハード面では一定整備され、今後ソフト面の充実が求められる中、健都のポテンシャルを最大限発揮するには、好循環を生み出す仕組みが非常に重要となりますが、健康医療審議官は持続可能な仕組みをどのようにイメージしているのかお示しください。

【健康医療審議監】
 健都では、国立循環器病研究センターを中心に、企業等との連携による新たな予防医療、ヘルスケアサービスの創出に向けた研究開発が進められております。
  同時に、公園や図書館、住宅などの市民生活に身近な空間、いわば実証フィールドが整備されていることも健都の特徴です。
  このような産学連携による研究開発を、官、行政が、民、市民を巻き込んで実証フィールドに結びつけることで、健康寿命の延伸に向けた知見やサービスの社会実装を加速させていくことが重要です。
  今回御提案している事業では、民間事業者のノウハウも活用し、このような好循環を実現するための具体的な事業構築や健都関係者によるプラットフォーム構築を進めてまいりたいと考えております。
  イメージとしましては、市民が生活者目線で新たなサービスの実証に参加し、そこで得られたデータなどをもとに、さらにサービスがブラッシュアップされ好循環を生み出していく、こうしたまちぐるみでのビジネスモデル創出により、健康寿命の延伸という社会的課題の解決を図ってまいります。
  以上でございます。


【泉井】
最後に、厚生労働省からカッセイ採用された舟津健康医療審議監が北大阪健康医療都市の責任者としてこれまで取り組んでこられたことや、今後に対しての考え、要望などを最後に好きなだけ熱く語っていただきたいと思います。

【健康医療審議監】
 まず、答弁に入ります前に、貴重な本会議の時間にもかかわらず過分な御配慮をいただき、本当にありがとうございます。大変恐縮しております。 私の人事に関しましては、内示など確定していない段階ではございますので、言及することは控えさせていただきたいと思っておりますが、お言葉に甘えさせていただきまして、これまでの3年間、健都のまちづくりにかけてきた個人的な思い、また、これまでの取り組み、そして今後の展開についての所感を述べさせていただきたいと考えております。
  まず、健都のまちづくりにかけてきた思いについて申し上げます。
  私が着任するに当たって、当時特命統括監の米丸より100ページを超える綿密な引継書とともに、君が後任なら安心して任せられる、健都を国内外に羽ばたかせてほしいという言葉を託されました。引継書の一文一文から、3年間彼がまちづくりにかけてきた非常に強い思いを感じ、同時に彼から託された言葉は、私にとって余りに大きな責任のように感じました。まだまだ未熟な自分がどこまで吹田市の力になれるか、正直わかりませんでしたが、私は在任期間中持てる全ての力を健都のまちづくりにささげ、魂を込めて職責を果たすということを心に決め、これまで業務に邁進してまいりました。
  約3年間が経過し、まちが本格的に動き始めた今、さまざまな講演の機会をいただき、その場で必ず私が申し上げることが2点ございます。
  一つは操車場が機能停止してから約30年間、昭和から平成、そして令和にかけてこれまで携わった全ての関係者の思いが積み重なったまちであること、もう一つは、同時にここがゴールではなく、やっとスタートラインに立ったところだという2点でございます。
  私がこのまちづくりに携わったのは、これまでの歴史からすると、まさに氷山の一角にすぎないとは思いますけれども、ここに来るまで先人たちのたゆまぬ努力があったということは着任後も改めて肌で感じております。
  同時に、ハードだけではなくソフトが重要な健康・医療のまちづくりにおきましては、ここが健都のまちの今後を左右する非常に重要なターニングポイントであることも強く実感しております。少し大げさかもしれませんが、前任者の思いだけではなく、これまでの約30年間と今後の健都の向かうべき方向性のその双方を背負うつもりでまちづくりを進めてきた、これが私の健都のまちづくりに向き合ってきた基本的な姿勢でございます。
  次に、これまでの取り組みと今後の展開についての所感を述べさせていただきます。
  まずはこれまでの取り組みについて。
  私が着任した当初、各エリアの取り組み方針はおおむね決まってはございましたが、現地ではまだ各施設は建っていないという状況でございました。平成30年度から令和元年度にかけて国循を初めとした主要施設がオープンしていきまして、加えてG20保健大臣による健都の視察が実現しました。それぞれの大きな節目におきまして、多くの関係者の皆様に順調なまちの滑り出しを御報告する機会をつくることができ、同時に対外的にもPRできたことは一つの役割を果たせたものと考えております。
  また、私の着任当時、詳細な内容が決まっていなかった主要な取り組みとしましては、一つ目に健都レールサイド公園と健都ライブラリーの一体的な運用に向けた指定管理者制度の導入、そして二つ目に、国立健康栄養研究所の入居先となる健都イノベーションパークのアライアンス棟の整備、運営事業がございました。
  それぞれ健都における予防医療、健康づくりの実戦の場、また、クラスター形成の中核をなす施設としていずれも極めて重要な位置づけとなるものであり、同時にこれまで吹田市で余り例がない官民連携の事業でありました。多くのステークホルダーが関与する複雑な内容ではございましたが、現在各事業が円滑に進捗しているのは、ひとえに歴代担当者の粘り強い調整や綿密な制度設計によるものであり、その努力に改めて敬意を表したいと考えております。
  次に、今後の展開について申し上げます。
  多様な主体が集う健都のポテンシャルを最大限発揮するためには、今のスタートの段階のみではなく、今後も継続的に新しいこと、ものが生まれていく、そうしたまちを目指すべきであると私は考えています。そのため、大きく三つの視点が重要であると考えています。
  一つ目に、健都関係者でしっかりとまとまっていくこと。これは先ほど御答弁申し上げましたとおり、産学官民の好循環を実現するためのプラットフォーム、これを構築していくことが重要だと考えています。二つ目に健都外、健都の外のプレーヤーを巻き込んでいくこと。この好循環は健都という限られたエリアのみではなかなか達成するのは難しい部分があると思います。健都外の企業、研究機関など多様なプレーヤーを巻き込んでいくことが新たなイノベーション創出の機会を拡大していきます。三つ目に健都から発信をして、そして横展開をしていくということです。吹田市としましては健都に集積する資源を最大限活用し、全市的に健康・医療のまちづくりを加速させていく、健都はまさにその拠点であると考えています。健康医療部のみではなく、ここにおります理事者の皆様のお力も添えていただきまして、まちぐるみで健康寿命の延伸に取り組んでいくことが肝要だと考えております。
  以上、これまでの取り組みと今後の展開についての所感を述べさせていただきました。
  最後になりますが、非常に個人的な内容になりまして恐縮ではあるんですけれども、吹田市民として過ごしてきた3年間の中で私の人生にとって大きな転機が二つございました。
  一つは吹田市への赴任直後、平成29年4月の初めに父が他界したことです。委員会なども欠席してしまい、大変御迷惑もおかけしました。父は認知症で北海道、実家の北海道の病院に入院しておりましたが、ほとんどコミュニケーションがとれない状態でした。今思えば、このタイミングだったということは、最後に私の顔を見て、吹田市に迷惑をかけないようにしっかりやってこいと気合いを入れたかったのではないかと、今では思っています。
  父の死に目には会えませんでしたが、それはもともと厚労省に入ったころから覚悟していたことです。吹田市での職務を全うすることができた暁には、必ずや父も喜んでくれると信じ、これまで取り組んでまいりました。
  もう一つは昨年12月に第1子となる娘が生まれたことです。吹田市の部長級では恐らく初となる育休もとらせていただきました。まだまだ未熟な親ですが、この子が幸せに生きていけるまち、また、社会をつくっていきたいと、改めて強く思うようになりました。
  このような大きな転機を経験したまちであり、私にとって吹田市は公私ともに特別なものと強く感じています。3年間まちづくりという仕事に携わりながら、自然と愛着を覚えるようになり、自分を育て、支えてくれた第二のふるさとだと思うようになりました。
  冒頭申し上げたように、健都のまちづくりの歴史から見れば、私が携わったのはほんのわずかな一瞬だと思っています。しかし、この国内外に誇るべきすばらしいプロジェクト、そして、この吹田市のために力を尽くすことができたこの3年間は、私の役人人生の中で本当に誇るべき幸せな時間だったというふうに感じております。
  冒頭のとおりですね、私の人事についてのコメントは差し控えさせていただきたいとは思いますけれども、引き続き職務に邁進をしてまいります。この後まだまだ答弁もございます。引き続き、御指導御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げ、お尋ねをいただきました所感とさせていただければ幸いでございます。
  以上でございます。


【泉井】
 熱い思いを語っていただき、ありがとうございました。東京、厚労省のほうに戻られましても、ぜひ第二のふるさと吹田市ですね、引き続き御尽力賜りたいと思います。
  最後になりますが、今年度で退職される職員の皆様、本当に長い間本市の発展に御尽力いただき、まことにありがとうございます。引き続き皆様の御活躍を御祈念いたしまして、自由民主党会派の代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

 
2020年03月11日 17:35

相変わらずの会派

本日、一般質問が全て終わりました。

殆どの議員が昨今の新型コロナウイルスの対応に鑑み、質問を一部割愛し、議会運営に協力するなか、残念なことに、ある会派の議員は質問時間を殆ど使い切っていましたね。
まぁ、いつものことですが、、、
 
2020年03月10日 14:31

再開しました

本日、新型コロナウイルス対応のため延期となっていた議会が再開されましたが、登壇した殆どの議員が質問を割愛して、時間短縮に協力していました。

ただ、同僚議員が留守家庭室(学童保育)の指導員に対する質問をしておりましたが、ベテラン指導員によるパワハラ問題や公私混同問題などを指摘。

私の所にもベテラン指導員によるパワハラをうけていると言った内容で連絡が入ったり、数年前の委員会で指摘しましたが、新しく入った指導員の離職理由に業務外活動をさせられることがあったりと、人手不足の指導員。
もしも、そんな理由で人手が足りないのなら言語道断、とても残念なことです。
2020年03月09日 17:32

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◆ 泉井ともひろ 略歴 ◆

昭和56年4月26日生まれ
(生まれてからずっと吹田で育ちました)


  • ・民間企業経験20年以上(営業、福祉、経営)
  • (平成21年~訪問介護事業所の所長として勤務)
  • ・介護福祉士
  • (専門知識と現場経験で市政を鋭くチェックしています)
  • ・吹田市消防団豊津分団班長
  • (平成26年ポンプ車操法大阪大会で優勝、三島地区では初となる全国大会出場)
  • ・単一自治会副会長
  • ・自民党大阪第七選挙区支部青年部幹事
  • ・NPO Kid`sすいた 代表
  • (子供たちが安心して遊べるよう砂場清掃などをしています)
  • ・全国若手市議・関西若手議員の会役員歴任
  • ・看護を考える地方議員の会(吹田市代表)
  • ・吹田市議会議員(自民党吹田市議団幹事長)
    【平成27年統一地方選挙にて初当選】現在【財政総務常任委員会】所属
  • ・代79代吹田市議会議長
  • ・近畿警察官吹田地区友の会会員
  • ・自衛隊吹田協力会会員

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