昨日、個人質問で登壇しました。
今回は先ず、消防力についての質問
吹田市の救急隊の出動回数は2万件を超えるようになりました。そして市長の施政方針でもさらに救急車を増やすということもあり、関連して質問をさせていただきました。
泉井も前期から救急隊の増隊について、その必要性を訴えてきましたので方針については賛成の立場ですが、ただ単に救急車を増やせばよいという事ではなく、隊員の状況についても言及、救急救命士の継続的な確保策、救急隊のリスクや救急車の適正利用について質問と提案をさせていただきました。
次に福祉施策について、私が以前から進めてきました移動支援事業の判断基準の見直しが今議会に上程されまいた。
移動支援は障害者が余暇活動や買い物などを行うのにヘルパー等を利用しサービスを受けるための事業ですが、その障害程度により報酬単価が二種類に分かれています。
これまで、多動性、自傷、他傷、突発的な行動などの症状、精神面での支援が評価されず、報酬の低い「居宅移動」と判断されていた現在の判断基準では支援内容が大変なわりに報酬額が低いので、担い手が少ないという実態があります。
そこで、その判断基準を国が通院等の支援の際に利用している判断基準に合わすことで、上記の症状でも報酬の高い「移動介護」という区分に判断されます。
そうすることで担い手の確保を行い、障害者が安心して外出できる機会を増やすことになります。
今回はその内容について少し確認、この課題解決を指摘・要望してから4年かかりましたが、議会承認後、直ちに事業者に周知すると共に「居宅移動」となっている利用者の見直しを行い、9月サービス実施分から適応するということで、高く評価させていただきました。また細かな詳細については常任委員会で確認します。
次にヘルパーの必要性についての質問は、5月の市報で「介護のしごと」という特集が掲載されていましたが、その内容に市民に誤解を生むような不適切な表現が使われていたことに対して指摘しました。
4つ目の質問は福祉指導監査室のありかたについて質問をしました。
不適切な報酬請求をする事業者に対して甘すぎる対応をとっている福祉指導監査室、その対応についてしっかりと行うよう指摘しました。介護報酬などの福祉サービス費用は殆どが保険や税金です。
水増し請求や架空請求を行う悪質な事業者はもちろんのこと、知らずとも運営基準を満たさないまま不適切な請求を行い、本来もらえない加算などを受けっとていた事業者についてもしっかりと返還させる仕組みを構築するよう求めました。
私からすれば、知っても知らずも不適切な請求を行う事業者は同じだと思っています。なぜなら福祉事業を運営する法人には、運営基準や法令遵守の徹底が求められていますし、法令遵守責任者も配置しなければなりません。「知らなかった」など言い訳にならないのです。
それを許すと、しっかりと法律を守り真面目に運営を行っている事業者が報われないのです。
そのような事が、見過ごされているから福祉サービスの質の底上げができない要因とも言えるのです。
尚、昨今問題となりまいた学校のいじめ問題や、警察官襲撃事件については代表質問や同僚議員が多く質問することから、質問、答弁が重複するため、個人としての質問は控えさせていただきました。
私見ですが、同じ案件でも視点を変えて質問し、違う答弁を引き出すなら良いですが、他の議員と同じ答弁となる質問をすることは時間の無駄ですね。私なら質問を割愛し、提案や要望をして他の質問に時間を使います。
2019年07月23日 12:31