令和2年2月定例会「代表質問」(ボール遊びの出来る場について)
【泉井】以前から公園等でのボール遊びについて質問をさせていただき、安全に遊べる範囲で使用は差し支えないとの御見解を示していただきましたが、さまざまな課題から子供たちが伸び伸びとボール遊びができるところがふえたわけではありません。
公園を管理する土木部として、ボール遊びができる環境を整備するに当たり、どのような課題があるのかをお答えください。
【土木部長】
誰もが自由に使える公園でのボール遊びは、他の利用者の安全確保を前提とした行為でなければいけません。一方、スポーツとしての球技は、利用者を制限できる適当な広さ、設備のあるグラウンドを利用することで、初めて伸び伸びと球技を行える、そういうふうに考えております。
グラウンドの不足が、わずかなスペースを求めた公園での球技につながっており、公園でのボール遊びとグラウンドでの球技のすみ分けとスペース確保が課題と考えております。以上でございます。
【泉井】
なかなか土木部としては自由にボール遊びを整備することが課題が多いということですが、やはり私は一番安全にボール遊びも含めて子供たちが遊ぶことのできる学校のグラウンドを放課後も開放するべきだと思います。
以前から学校のグラウンド開放については要望しておりますが、当時の学校教育部長の御答弁では下校時刻まで開放している学校もあるが、していない学校の理由としては、大人の目の届かない場所や子供たちだけが遊んでいる状況において不審者侵入や事故への迅速な対応が困難であるためと言われていました。それなら、警備員を配置して開放するなど、新たにグラウンド整備をするよりもコストもかけずに実施できるのではないでしょうか。子供たちの遊び場が制限されていることについてどのように感じているのか、提案も含めた教育長の御意見を伺います。
【教育長】
子供たちが自由に遊ぶ場所が少なくなったことは認識しており、子供たちがもっと自由に遊びたいという気持ちに応えてあげたい思いは質問議員と同じであります。
本市では地域の方々の御協力を得ながら、放課後の安心、安全な居場所づくりを目指して太陽の広場を実施しております。現在では塾や習い事などと合わせた居場所の一つとして、平成27年4月に開講いたしました千里丘北小学校を含め、全36校で実施しております。全国的に児童数が減少傾向にある中で児童数がふえる状況にある本市では、特に児童数が多い学校では実施回数が伸び悩む状況にはございますが、引き続いて地域の方々の御理解と御協力を得ながら、子供たちの放課後の居場所として提供してまいりたいと考えております。以上でございます。
【泉井】
太陽の広場、毎日開催されている学校もあるっていうふうにお聞きしております。一方ですね、月1、2回であったりとか、ほとんど開催されてない学校もあるというふうなことも聞いております。今完全ボランティアでされてると思うんですけども、それが難しいんであれば、例えば有償ボランティアでもいいとは思うんですけども、元気な高齢者の活動の場の一つの選択として整備するなどよいと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
【教育長】
今新たな提案をいただきましたので、有償ボランティアについては今後検討してまいりたいと考えております。
我々としてはあくまでも、質問議員から警備員のことは言われましたけれども、警備員ですね、警備員を配置して開放するということも言われましたが、なかなか子供同士のトラブルが起こったとき、警備員だけでは対応ができないことがあると、私自身は思っております。また、学校だけ、済みません、不審者が今ふえている中で子供だけが勝手に遊んだらよいとはなかなか言えない時代でもございます。そういった意味で、この太陽の広場の充実ということで安心、安全があることはもちろんのこと、子供たちがさまざまな体験活動ができる居場所として、先ほど質問議員が提案された有償ボランティアについては今後検討していきたいと。同時に、この太陽の広場の充実を図ってまいりたい、このように考えております。
以上でございます。
【泉井】
ぜひよろしくお願いいたします。
2020年03月11日 17:56