吹田市議会議員 泉井ともひろ 
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泉井ともひろ

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令和2年2月定例会「代表質問」(健都について)

【泉井】
健都について質問させていただきます。
 当初予算では、健都における産学官民連携のプラットフォーム構築支援に係る事業者選定の予算が計上されております。健都はハード面では一定整備され、今後ソフト面の充実が求められる中、健都のポテンシャルを最大限発揮するには、好循環を生み出す仕組みが非常に重要となりますが、健康医療審議官は持続可能な仕組みをどのようにイメージしているのかお示しください。

【健康医療審議監】
 健都では、国立循環器病研究センターを中心に、企業等との連携による新たな予防医療、ヘルスケアサービスの創出に向けた研究開発が進められております。
  同時に、公園や図書館、住宅などの市民生活に身近な空間、いわば実証フィールドが整備されていることも健都の特徴です。
  このような産学連携による研究開発を、官、行政が、民、市民を巻き込んで実証フィールドに結びつけることで、健康寿命の延伸に向けた知見やサービスの社会実装を加速させていくことが重要です。
  今回御提案している事業では、民間事業者のノウハウも活用し、このような好循環を実現するための具体的な事業構築や健都関係者によるプラットフォーム構築を進めてまいりたいと考えております。
  イメージとしましては、市民が生活者目線で新たなサービスの実証に参加し、そこで得られたデータなどをもとに、さらにサービスがブラッシュアップされ好循環を生み出していく、こうしたまちぐるみでのビジネスモデル創出により、健康寿命の延伸という社会的課題の解決を図ってまいります。
  以上でございます。


【泉井】
最後に、厚生労働省からカッセイ採用された舟津健康医療審議監が北大阪健康医療都市の責任者としてこれまで取り組んでこられたことや、今後に対しての考え、要望などを最後に好きなだけ熱く語っていただきたいと思います。

【健康医療審議監】
 まず、答弁に入ります前に、貴重な本会議の時間にもかかわらず過分な御配慮をいただき、本当にありがとうございます。大変恐縮しております。 私の人事に関しましては、内示など確定していない段階ではございますので、言及することは控えさせていただきたいと思っておりますが、お言葉に甘えさせていただきまして、これまでの3年間、健都のまちづくりにかけてきた個人的な思い、また、これまでの取り組み、そして今後の展開についての所感を述べさせていただきたいと考えております。
  まず、健都のまちづくりにかけてきた思いについて申し上げます。
  私が着任するに当たって、当時特命統括監の米丸より100ページを超える綿密な引継書とともに、君が後任なら安心して任せられる、健都を国内外に羽ばたかせてほしいという言葉を託されました。引継書の一文一文から、3年間彼がまちづくりにかけてきた非常に強い思いを感じ、同時に彼から託された言葉は、私にとって余りに大きな責任のように感じました。まだまだ未熟な自分がどこまで吹田市の力になれるか、正直わかりませんでしたが、私は在任期間中持てる全ての力を健都のまちづくりにささげ、魂を込めて職責を果たすということを心に決め、これまで業務に邁進してまいりました。
  約3年間が経過し、まちが本格的に動き始めた今、さまざまな講演の機会をいただき、その場で必ず私が申し上げることが2点ございます。
  一つは操車場が機能停止してから約30年間、昭和から平成、そして令和にかけてこれまで携わった全ての関係者の思いが積み重なったまちであること、もう一つは、同時にここがゴールではなく、やっとスタートラインに立ったところだという2点でございます。
  私がこのまちづくりに携わったのは、これまでの歴史からすると、まさに氷山の一角にすぎないとは思いますけれども、ここに来るまで先人たちのたゆまぬ努力があったということは着任後も改めて肌で感じております。
  同時に、ハードだけではなくソフトが重要な健康・医療のまちづくりにおきましては、ここが健都のまちの今後を左右する非常に重要なターニングポイントであることも強く実感しております。少し大げさかもしれませんが、前任者の思いだけではなく、これまでの約30年間と今後の健都の向かうべき方向性のその双方を背負うつもりでまちづくりを進めてきた、これが私の健都のまちづくりに向き合ってきた基本的な姿勢でございます。
  次に、これまでの取り組みと今後の展開についての所感を述べさせていただきます。
  まずはこれまでの取り組みについて。
  私が着任した当初、各エリアの取り組み方針はおおむね決まってはございましたが、現地ではまだ各施設は建っていないという状況でございました。平成30年度から令和元年度にかけて国循を初めとした主要施設がオープンしていきまして、加えてG20保健大臣による健都の視察が実現しました。それぞれの大きな節目におきまして、多くの関係者の皆様に順調なまちの滑り出しを御報告する機会をつくることができ、同時に対外的にもPRできたことは一つの役割を果たせたものと考えております。
  また、私の着任当時、詳細な内容が決まっていなかった主要な取り組みとしましては、一つ目に健都レールサイド公園と健都ライブラリーの一体的な運用に向けた指定管理者制度の導入、そして二つ目に、国立健康栄養研究所の入居先となる健都イノベーションパークのアライアンス棟の整備、運営事業がございました。
  それぞれ健都における予防医療、健康づくりの実戦の場、また、クラスター形成の中核をなす施設としていずれも極めて重要な位置づけとなるものであり、同時にこれまで吹田市で余り例がない官民連携の事業でありました。多くのステークホルダーが関与する複雑な内容ではございましたが、現在各事業が円滑に進捗しているのは、ひとえに歴代担当者の粘り強い調整や綿密な制度設計によるものであり、その努力に改めて敬意を表したいと考えております。
  次に、今後の展開について申し上げます。
  多様な主体が集う健都のポテンシャルを最大限発揮するためには、今のスタートの段階のみではなく、今後も継続的に新しいこと、ものが生まれていく、そうしたまちを目指すべきであると私は考えています。そのため、大きく三つの視点が重要であると考えています。
  一つ目に、健都関係者でしっかりとまとまっていくこと。これは先ほど御答弁申し上げましたとおり、産学官民の好循環を実現するためのプラットフォーム、これを構築していくことが重要だと考えています。二つ目に健都外、健都の外のプレーヤーを巻き込んでいくこと。この好循環は健都という限られたエリアのみではなかなか達成するのは難しい部分があると思います。健都外の企業、研究機関など多様なプレーヤーを巻き込んでいくことが新たなイノベーション創出の機会を拡大していきます。三つ目に健都から発信をして、そして横展開をしていくということです。吹田市としましては健都に集積する資源を最大限活用し、全市的に健康・医療のまちづくりを加速させていく、健都はまさにその拠点であると考えています。健康医療部のみではなく、ここにおります理事者の皆様のお力も添えていただきまして、まちぐるみで健康寿命の延伸に取り組んでいくことが肝要だと考えております。
  以上、これまでの取り組みと今後の展開についての所感を述べさせていただきました。
  最後になりますが、非常に個人的な内容になりまして恐縮ではあるんですけれども、吹田市民として過ごしてきた3年間の中で私の人生にとって大きな転機が二つございました。
  一つは吹田市への赴任直後、平成29年4月の初めに父が他界したことです。委員会なども欠席してしまい、大変御迷惑もおかけしました。父は認知症で北海道、実家の北海道の病院に入院しておりましたが、ほとんどコミュニケーションがとれない状態でした。今思えば、このタイミングだったということは、最後に私の顔を見て、吹田市に迷惑をかけないようにしっかりやってこいと気合いを入れたかったのではないかと、今では思っています。
  父の死に目には会えませんでしたが、それはもともと厚労省に入ったころから覚悟していたことです。吹田市での職務を全うすることができた暁には、必ずや父も喜んでくれると信じ、これまで取り組んでまいりました。
  もう一つは昨年12月に第1子となる娘が生まれたことです。吹田市の部長級では恐らく初となる育休もとらせていただきました。まだまだ未熟な親ですが、この子が幸せに生きていけるまち、また、社会をつくっていきたいと、改めて強く思うようになりました。
  このような大きな転機を経験したまちであり、私にとって吹田市は公私ともに特別なものと強く感じています。3年間まちづくりという仕事に携わりながら、自然と愛着を覚えるようになり、自分を育て、支えてくれた第二のふるさとだと思うようになりました。
  冒頭申し上げたように、健都のまちづくりの歴史から見れば、私が携わったのはほんのわずかな一瞬だと思っています。しかし、この国内外に誇るべきすばらしいプロジェクト、そして、この吹田市のために力を尽くすことができたこの3年間は、私の役人人生の中で本当に誇るべき幸せな時間だったというふうに感じております。
  冒頭のとおりですね、私の人事についてのコメントは差し控えさせていただきたいとは思いますけれども、引き続き職務に邁進をしてまいります。この後まだまだ答弁もございます。引き続き、御指導御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げ、お尋ねをいただきました所感とさせていただければ幸いでございます。
  以上でございます。


【泉井】
 熱い思いを語っていただき、ありがとうございました。東京、厚労省のほうに戻られましても、ぜひ第二のふるさと吹田市ですね、引き続き御尽力賜りたいと思います。
  最後になりますが、今年度で退職される職員の皆様、本当に長い間本市の発展に御尽力いただき、まことにありがとうございます。引き続き皆様の御活躍を御祈念いたしまして、自由民主党会派の代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

 
2020年03月11日 17:35

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◆ 泉井ともひろ 略歴 ◆

昭和56年4月26日生まれ
(生まれてからずっと吹田で育ちました)


  • ・民間企業経験20年以上(営業、福祉、経営)
  • (平成21年~訪問介護事業所の所長として勤務)
  • ・介護福祉士
  • (専門知識と現場経験で市政を鋭くチェックしています)
  • ・吹田市消防団豊津分団班長
  • (平成26年ポンプ車操法大阪大会で優勝、三島地区では初となる全国大会出場)
  • ・単一自治会副会長
  • ・自民党大阪第七選挙区支部青年部幹事
  • ・NPO Kid`sすいた 代表
  • (子供たちが安心して遊べるよう砂場清掃などをしています)
  • ・全国若手市議・関西若手議員の会役員歴任
  • ・看護を考える地方議員の会(吹田市代表)
  • ・吹田市議会議員(自民党吹田市議団代表)
    【平成27年統一地方選挙にて初当選】現在【財政総務常任委員会/議会広報委員会】所属
  • ・近畿警察官吹田地区友の会会員
  • ・自衛隊吹田協力会会員

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