業界用語の説明
ここではホームページの報告などで出てくる業界用語!?を訳しながら、随時追加していきます。
<理事者・庁内>
役所(行政側)の事を指します。本会議では主に各部署の部長級です。
よく議員や理事者が委員会などで庁内(ちょうない)という言葉をつかうことがあり、聴いているだけでは「町内」と分かりにくいことがありますが、文字の通り庁内=役所内と言う意味です。
例:「庁内会議」がよく使われます。
<代表質問と一般質問>
代表質問とは各会派(3人以上の議員で構成された会)の代表者が市政全般の事を市長などに質問や要望を行うことです。吹田市では最大60分まで認められています。
一般質問とは議員個人が市政全般の事を市長などに質問や要望を行う事です。最大20分まで認められています。
※H28年9月定例会から暫定的に1人15分となります。
<一括質問・一括答弁>
本会議で代表質問や一般質問で質問や要望を行うときに、全ての内容を一括に発言し、その答えを一括でもらう質問方式です。資料なしで聞くと、少し解りにくいです。
<一問一答>
一問一答は一つの内容ごとに質問を行い、その答えを一つずつ答弁してもらう方式です。国会中継などでよく見るのはこの方式です。一括質問、一括答弁に比べ、解りやすいのは、こちらの方式です。しかし、質問を短い言葉で行える分、全体の時間が長くなる事もあります。
<常任委員会>
常任委員会は4つあり、「財政総務」「文教市民」「健康福祉」「建設環境」に分かれています。各委員会9人ずつの議員で構成されています。そして委員会には委員長、副委員長が居ますが、基本、委員長は議事進行に努めなければいけませんので、理事者に対して質問は行えません。これは本会議の議長も同じです。また、副委員長は最後に委員から出なかったことを質問するのが慣例です。
「財政総務」
総務部、行政経営部、会計室及び消防本部の所管に関する事項や他の委員会に属さない事項を審査したり、調整、検討するところです。
「文教市民」
市民部、都市魅力部、教育委員会、農業委員会に関する事項を審査したり調整、検討するところです。
「健康福祉」
児童部、福祉部、健康医療部に関する事項を調査したり、調整、検討するところです。(泉井は現在、ここに所属しています!)
「建設環境」
都市計画部、土木部、下水道部、水道部、環境部に関する事項を調査したり、調整、検討するところです。
ちなみに常任委員会では定例会(本会議)で行政が議案として挙げてきた事項について調査などを行うので、一般質問のように関係の無いその他の施政に関することは理事者に質問などはできません。なので、委員会中に話がそれてくると委員長に止められます。また、委員会に関しては本会議と違い、委員の質問時間に制限が無いので、議論が続けば深夜になることもあります。
<特別委員会>
特別委員会は、常任委員会と違い、ある事項について特別に調査などを行わないといけない時にだけ設置されます。
設置は本会議で決定し、その設置目的が達成すると廃止されます。
<発言通告書>
議員が本会議で質問や討論、意見を言うとき、実は前もって「発言通告書」というものを提出しなければいけません。
これは、行政などの議案提出者に対して、どの件で、どのような事を発言するという事を記入しなければいけません。例えば本会議の質問で理事者に色々質問し、その質問に対して理事者(部長級)が答えていますが、それは前もって質問する内容を通告しているので、割としっかりした答えがもらえる訳です。そして通告を基に理事者と議員は事前に、その中身について話し合いを行っています。これを「答弁調整」と言います。
実はこの「答弁調整」で色々と交渉が行われます。逆に「答弁調整」を行わないと、本会議では部長級が答弁しますので、実務や細かいデータは質問に答えられないことも多くなります。
稀に市長や担当理事者の政策等に対する思いや考え方を、その場で聞く(問いただす!?)こともありますが、それは、一問一答方式で行われる場合が多いです。特に議員が行政の不祥事などに対して問うときにありがちですね。ただし、この場合も、何の件で質問するかは、発言通告をしておかなければなりません。
その他、市議会のことは吹田市議会HPの市議会NAVI(ナビ)をご覧ください。