ここ最近、情報番組でコロナ対策について、台湾や韓国との比較がされ、日本政府の批判ばかりが目立ちます。
確かに、支援補助や助成などが細かくてわかりにくい点、申請方法や書類の多さ、スピード感の無さなどには、相変わらずのお役所仕事にうんざりですが、台湾や韓国との比較で日本は遅れているという、コメンテーターにはもっとうんざりですね。
例えば台湾のマスクの販売について、しっかりと管理され、1人の購入枚数が決められていると言われますが、台湾は保険証のICチップで個室の購入枚数を把握しています。
これは、日本のマイナンバーカードを日本国民に義務付けていれば可能ですが、マイナンバーカードでの管理に関して、情報番組のコメンテーターは批判ばかりしていた記憶があります。
韓国では、GPSで行動を把握されていますが、これを日本で行えば、基本政府批判のコメンテーターの反応は言わずともわかります。
外出自粛も強制力が無いから駄目なんだと言うコメンテーターも沢山いますが、こうなる前に日本で有事外出禁止を強制できる法令案が出ようものならどのような発言をしていたか、、、
さらに、国民一律10万円支給に関しても公明党に押し切られたような報道ですが、自民党の国会議員も若手を中心に、スピード感をもって実施するべきと言う声はかなり多くありましたが、そこは報道されず、全てを国会議員、特に自民党政権に批判を集中させ、面白がっているようにしか見えません。
実際、自民党内でも収入減世帯への30万円支給の予算案には反対する動きまであったと聞いています。
そもそも、トイレットペーパーの品薄の時も一部のインターネットでのデマだけならあそこまでならなかったはずですが、情報番組やニュースで取り上げるから、多くが家事を担う主婦層の不安を煽り、あそこまで広がるのです。
批判は簡単ですが、今は誰かを批判するのではなく、この有事に対して、一丸となって対策に取り組まなければならないと思いますが、発信力の高いテレビが国会議員批判をすることで、国民と政治の距離は広がり、政治不信の拡大、政治に対してさらに無知になり、選挙にも行かない。
国会議員も地方議員もイメージや知名度、一部の宗教や団体推薦、もっと言えば駅に立って挨拶しているだけで当選する政治家が誕生してしまうのです。
2020年04月26日 15:08