平成27年1月31日
「精神障害者への居宅介護における協働的支援を考える研究会」いきなり聞きなれない業界用語が続いていますが、簡単に言いますと、精神疾患を伴っている方が、地域で自立した生活を送ることができるように、ヘルパーなどの支援者が自宅で家事を一緒に行う必要性(意義)を具体的に研究しようと言う会です。精神疾患と言っても色んな疾患があり一概には言えないのですが、例を一つあげるなら、何らかの機能障害を伴うことで元々は出来ていた家事などが、一人では出来なくなってしまうことがあります。そこでヘルパーが、一つずつ動作を確認、指示しながら一人でできるようになってもらう為に、いかにヘルパーが一緒に行うことが大切かを事例などのデータをもとに、その根拠をつくりあげていこうと、大阪市立大学助教授 清水先生のもと大阪府下17の事業所が参加した会の「まとめ会」が行われました。
世間ではまだまだ精神疾患への理解が得れていない事が多くありますが、実はすごく身近で誰もが発症する恐れのある障害なのです。「うつ」などもその一つです。
最近はストレス社会となっているためか、特に多い障害の一つと言えるでしょう。
そして本日がその研究の最終日だったんですが、各事例を一つにまとめると、支援に関わることの共通課題が示されたり、自治体によって支援者に対する評価に差があったりと言うことがわかりました。ただ、今回は参加した支援者一人一人がすごく高い志をもって精神障害者の方と向き合っていることもわかり、とても勉強になり、また有意義な経験をさせていただきました。
2015年02月01日 18:35