会派視察 2日目 札幌市『プロスポネットSAPPORO』の取り組みについて
『会派HP引用』2日目は札幌市です。
札幌市では日本ハムファイターズ、コンサドーレ札幌、レバンガ北海道の3つのプロスポーツチームと連携協力して、スポーツを通じたまちづくりという共通目標に向かって、それぞれが持つ力を集結し、より高いレベルでの実現を目指しています。
『事業効果』
各チームがこれら以外にも様々なホームタウン推進活動、地域貢献に取り組んでいるので、プロスポネットSAPPOROの取り組みだけを取り上げて効果を検証するのは難しいとのこと。
ただし、市と各チームの意思疎通、方向性の共有、人的つながりは確実に強化がされている。現在では市の担当者数と各チームの担当1~2名が年に2回顔を合わせるだけで、大半はメールで話が進み、多岐にわたる事業が実施されている。
『本市への置き換え』
人口が約200万人。財源規模が非常に大きく、スポーツ以外にも魅力の多いまちですので、札幌市としてはワンオブゼムなのかもしれないが、約300万円の財源を効果的に活かしていると感じた。
多くの事業内容全てを300万円で実施するのは当然、不可能だが各チームとの関係を強化することで、それぞれの強みを上手く引き出し、予算的な面でもからりの協力をいただき、市のPR・魅力発信につなげていると感じた。
本市ではバスケットボールチームはなく、プロ野球もタイガースやバファローズとこうであっても、共通の目的をもって連携し実施することで、本市の魅力創出・スポーツ振興・地域貢献・郷土意識の醸成など、多方面にわたっての効果が期待できる。
本市も昨年より、ホームタウン推進活動を探るヒントが多々ありました。
例えば札幌市と日本ファイターズが実施している『新たに市に導入された世帯限定での観戦招待』などは、小中学生だけに目が行きがちなこのような事業に別の視点を取り入れ、新転入者に少しでもまちに愛情を持ってもらい、そういった思いを感じることができました。
本市においても、限られた財源でありますからターゲットを絞るなど、より効果的な施策を考える必要があります。
2016年11月15日 15:03