吹田市議会議員 泉井ともひろ 
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泉井ともひろ

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令和4年5月定例会「個人質問」

令和4年5月定例会個人質問の会議録です。

○1番 泉井智弘議員 自由民主党絆の会の泉井智弘でございます。
  発言通告の順番、1番目と2番目を代えて質問をさせていただきます。まず初めに、ふるさと寄附金事業、ふるさと納税について、お伺いをいたします。
  昨年度の9月定例会でふるさと寄附金事業について質問をさせていただきました。まず令和3年度のふるさと納税に関する流入額及び流出額をお答えください。

○井田一雄都市魅力部長 令和3年度(2021年度)のふるさと寄附金事業における寄附金収入は7億2,311万1,000円でございます。以上でございます。

○中川明仁税務部長 令和3年度(2021年度)課税におけるふるさと納税に係る寄附金税額控除額は、令和3年6月1日時点で約16億2,000万円であり、年々増加している状況にあります。
  以上でございます。

○1番 泉井智弘議員 御答弁のとおり流入に対して流出が大きく上回っていますし、年々流出額も増加しているとのことです。
  それらのことから、昨年度、ふるさと納税のポータルサイトを増やすべきだと御提案をさせていただき、前向きに取り組んでいただけるとの御答弁をいただきましたが、進捗状況をお示しください。

○井田一雄都市魅力部長 ふるさと納税ポータルサイトの追加につきましては、本年9月以降に順次、ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税、ふるなびの計3サイトを新たに導入する予定としております。
  現在、この3サイトで受け付けた寄附につきまして、返礼品の発注、配送管理等の業務を行う事業者を、プロポーザルにより選定し、契約の手続を行っているところでございます。
  今後、返礼品提供事業者への説明も行うなど、関係者と連携しながら準備を進めてまいります。また、本市の魅力発信の場が広がりますことから、新しい返礼品の発掘にも、さらに力を入れてまいります。
  以上でございます。

○1番 泉井智弘議員 本年9月以降順次、主要ポータルサイト3サイトの導入を予定しているとのことで、ありがとうございます。
  2023年1月末には神奈川県南足柄市のアサヒビール工場が閉鎖になると聞いております。南足柄市のふるさと納税寄附金は神奈川県トップの約30億円、そのうち8割がアサヒビールの返礼品とされております。また、愛媛県西条市の工場も来年1月末で閉鎖するようです。西条市においては寄附金は約8億円、西条市が利用しているポータルサイトの一つ、ふるさとチョイスでは、市のトップの返礼品はアサヒビールです。それらのことから、吹田市の寄附金収入は大幅増が見込めますので、しっかりと取り組んでいただきますようにお願いいたします。
  また、本市の返礼品提供事業者にもポータルサイト別で振り分けるなどの工夫をして、できる限り業者間の差が生じないように、併せて要望をしておきます。
  次、学校環境等について、質問をさせていただきます。我が会派の代表質問でも黙食やマスク、遊具について質問をさせていただきましたが、コロナにより、学校生活についても様々な環境の変化が求められました。
  しかしながら、本市では従来から課題としながらも、いまだに解決できていないこともあります。このたび問題となりました学校規模適正化による過大校等の校区変更についても、その一つと言えるでしょう。
  また、エアコンの整備や校舎の増設等についても、現在、取り組まれていることは存じておりますが、改めて現在の学校設備等環境について取組状況及び課題について説明を求めます。

○山下栄治学校教育部長 学校には施設といったハード面だけではなく、ソフト面にも解決すべき様々な課題があるものと認識しております。
  現在、取り組んでおりますのは、老朽化への対応と長寿命化に向けた校舎及び屋内運動場の大規模改造工事や、熱中症対策のための空調設備の整備、遊具等の改修、教室不足への対応でございますが、それだけではなく、リニューアルできていないトイレの改修、施設のバリアフリー化、運動場や防球ネット、プールといった屋外施設の改修や、学校敷地内の高木の管理、大型テレビや大型プロジェクターなどのICT学習環境の整備などについても、今後、検討が必要な課題であると認識をしております。
  以上でございます。

○1番 泉井智弘議員 次に、トイレの改修については以前より同僚議員からも指摘されており、全校の改修が一部実施されたようですが、どのような改修をされたのか、お答えください。

○山下栄治学校教育部長 平成28年度(2016年度)から令和2年度(2020年度)までに実施いたしましたのが、小中学校トイレリニューアル工事につきまして、ワンフロアにつき、おおむね2系統のトイレを全面改修しております。
  主な改修内容は、床仕上げの乾式化、便器の洋式化、トイレブースや建具、衛生器具等の更新でございます。
  以上でございます。

○1番 泉井智弘議員 ワンフロアにつきおおむね2系統のトイレを全面改修、その他、便器の洋式化や床などの改修されたとのことで、掃除をしっかりとしていればですね、きれいな状態は、ある程度は維持できるでしょう。しかし、トイレの臭いは解消されておりません。
  私の地元の小学校でもトイレの臭い問題は多くの児童や保護者が訴えております。恐らく、ほかの学校でも同じことが想定されます。いくら見た目がきれいになっても臭いトイレには行きたくないでしょう。
  私の娘も地元の小学校に通っておりますが、これまで話したことのない同級生と初めて交わした会話が、学校のトイレ臭くない、だったようです。臭いのもとは未改修の排水管が原因との声もありますが、根本的な臭いのもとを調査し対処すべきと思いますが、いかがでしょうか、お答えください。

○山下栄治学校教育部長 トイレの臭いにつきましては、床タイルの目地や便器周りの汚れ、床の排水口からの臭気漏れ、換気不足などが大きな原因でございます。
  日常の清掃につきましては、コロナ禍においての教職員による清掃から、徐々に児童・生徒が行えるようになってきております。また、蓄積した汚れや悪臭を除去するために、業務委託による清掃も行っているところでございます。
  トイレの臭いの原因を把握することは、快適な学校の衛生環境を整備する上でも重要なことと認識しており、必要な調査の上、何らかの対応を取ってまいります。以上でございます。

○1番 泉井智弘議員 至急対応するようにお願いしておきます。
  次、掃除についてお伺いをいたします。豊津第二小学校で、掃除に関する取組が専門家の下、教職員や児童とともに実施されていることをお聞きいたしました。どのような取組なのでしょうか。

○大江慶博教育監 御質問の取組は、令和元年10月より、これからの学校清掃に関する研究を進めている株式会社ダスキンと当該小学校との共同研究として実施している取組でございます。その内容は、掃除に関する出前授業や教職員研修から始まり、当社による提供されたモップや洗剤等を適切に使用し、全校児童・教職員で取り組む中で掃除方法を学ぶもので、校内の衛生環境の改善につながっております。
  また、当該校でのアンケート結果によると、児童は掃除に対して肯定的な意識が高まり、教職員は掃除に関しての知見を高めており、従来の清掃活動に大きな変化をもたらしたものと認識しております。
  以上でございます。

○1番 泉井智弘議員 御答弁によると、掃除に対する意識が高まり、従来の清掃活動に大きな変化をもたらしたとのことですが、学校の掃除に関しては、ほうきにちり取り、雑巾がけ等、これまで一度も見直しの検討すらされていなかったと聞いております。私立小・中学校では既にモップなどを使用しているところもたくさんあるようです。
  時間の関係上、議会では具体的な取組内容についてはお聞きしませんが、今回の豊二小学校での取組は、これまでの小・中学校の掃除の在り方を根本的に考えさせられる内容でした。ぜひともほかの市内小・中学校でも取り入れていただきたいと思います。
  しかし、先ほどの質問も含めて、新たな学校設備に関する予算については、いつも本市教育委員会から半分諦めているような答えが返ってきます。以前、教育委員会は、私の質問に対して各学校の特色づくりを行っていく。また、市長も特色ある学校運営を目指す方針を支援していくとの御答弁されております。
  今回は学校設備に関しての質問ですが、今後クラブ活動などの在り方も変わってくるでしょう。先ほどの答弁のとおり、学校はハード面、ソフト面ともに課題が山積していることから、現場や教育委員会から新たな予算を伴うことについての要望は言いづらいでしょう。しかし、新しい取組や、特色ある学校づくりのための提案、トイレの臭いもそうですが、衛生面に関する事案に対しては、しっかりと予算をつけていくべきだと思いますが、改めて市長の御見解をお示しください。

○山下栄治学校教育部長 まずは、担当より御答弁申し上げます。
  先ほども御答弁いたしましたが、学校においてはハード面、ソフト面で取り組むべき課題は多々ございます。しかしながら、教育環境を整え、充実していくということは大切なことでございますので、計画的に進められるよう、関係部局とも協議し、必要性を共有しながら取り組んでまいります。以上でございます。

○後藤圭二市長 学校での清掃活動は、長年実践をされ清掃、衛生、教育として学校教育に深く浸透しております。また、学校教育の現場では、自分たちの使用する場所を自身が掃除をするというモラル教育につながるということが期待をされております。
  しかし、既に各御家庭で室内、居室内をほうきとちり取りで掃除をされるという状況は、ほぼないように思います。そのような掃除方法が、果たして今の時代に合っているのかどうか。また、ハウスダストが大きく舞い上がる、このようなほうき、ちり取りの、その方法が、果たして健康上どうなのか。御提案の方法は、一つの、その解決策になる可能性を感じます。
  今後、衛生的観点から、また、教育的効果も検証し、他校への拡大についても検討してまいります。
  よろしくお願いいたします。

○1番 泉井智弘議員 私の勝手なイメージというか、これも時代によって違うのかも分からないんですけども、学校の掃除といえばですね、ぼろぼろのほうきに、常に黒くて臭い雑巾、それを手で絞ってですね、床を拭いたりとか、少しやんちゃな子は掃除道具でチャンバラ的なですね、遊びをしたりとか、今の子供たちが、そういうことをしてるかどうか分からないんですけども、掃除をしているのか、ほこりをまき散らしているのかちょっと分からないような状況も、そういう記憶というかね、イメージがあるんですけども、ぜひ、掃除も一つの教育として、掃除の在り方一つを真剣に考えていただければなというふうに思います。
  次の質問をさせていただきます。
  職員の服装等について、本市の職員の服装について何かしらの決まりはあるのでしょうか、お答えください。

○小西義人総務部長 職員の服装につきましては、例年5月1日から10月31日までの期間で実施しております、エコスタイル・キャンペーンの実施要領によりネクタイ・ジャケットの着用を省くことに合わせ、この間の服装の参考例として、ポロシャツ・チノパン・スニーカーなどを認め、アロハシャツ、かかとにベルトのないサンダルなどを認めない旨を通知いたしております。以上でございます。

○1番 泉井智弘議員 5月1日から10月31日までのエコスタイル・キャンペーンの実施要領により、ネクタイ・ジャケットの着用を省くことにしているとのことですが、エコスタイル・キャンペーンの実施時期以外もネクタイ・ジャケットの着用を義務づけているわけではないとお聞きしております。
  そうであれば、わざわざ実施時期を決めてキャンペーンをうたわなくても一年を通じて一定の基準を設けた上で通知したらいいようにも感じますが、職員の服装について市長の御見解をお示しください。

○後藤圭二市長 ビジネスの場の服装も社会において大きく変化をしてきております。自宅での勤務ということも含めまして、どういう服装が果たしてビジネスの場で適当で、何が適当でないのかということは個々の判断に、今、委ねられている状況でございます。
  その発端は、エコスタイルにより長年ネクタイとスーツからビジネスの場で開放されたということでした。ハイヒールについても同じです。その結果、職員の姿として、特段個性的なものではなく、清潔感があり全体のバランスがよければ、男性もおしゃれな服装をすればよいというのが一般的な意識になってることを感じます。この議場においても、昔とは大きく、その姿が変わってまいりました。
  職員の服装に関しましては、今後、検討を加えた上で公務に携わる職員にふさわしい服装を、職種や食会、TPOに応じた良識ある判断に任せたいと思います。
  先ほど、スニーカーでも我々、今、私現在、スニーカー履いててもいいんですけど、ここあのTPOというのは、そういう意味です。議場において、市長や、この市の幹部が白いスニーカーで登場するのはいかがなもんかという考えも、ちょっと古いかもしれませんけど、私はあります。でも、一般職員は関係ありません。十分、平気やと思ってます。
  あるその範囲を逸脱をする場合、しっかりと規定を細かく決めていかなくても、これは組織です。上司がおります。それが適切かどうかというのを指導するのは上司の役割です。
  それによりまして、このビジネススタイル、ドレスコードを細かく決めなくても特段大きな庁内の変化は起こらないと思っております。以上でございます。

○1番 泉井智弘議員 服装については、個々の判断がかなり左右されるところですので、価値観も人それぞれ違いますし、今、議場を出れば、どうあるべきだというお考えも示していただきましたけれども、それは、私もどちらかというと、どっちなのか、自分でもよく分からないんですけども、議員側も同じなのかなというふうに思っております。
  先ほど、御答弁にアロハシャツが駄目とか、かかとにベルトのないサンダルは認めないというのもあると思うんですけど、逆に、これだけだとアロハシャツ柄のシャツだったらいいのかとか、言い出したら切りがないような気もするんですけれども、そこはしっかりと個々の判断プラスですね、先ほど、上司の指導するべきところだという御答弁いただきましたので、一定の基準、清潔感等は必ず大事だと思いますし、市民に不快感を与えないというのも大事だと思います。
  ただ、私、何が言いたいかと言いますと、このエコスタイル・キャンペーンの、わざわざこの意味があるのかというね、特定、その義務づけてないんであれば、別に年間通じてすればいいことですし、かといって、あまり市民に不愉快を与えるような服装でない範囲でですね、基準はしっかりと決めていただきたいと思っております。
  今、市長から御答弁いただきましたので、ぜひそのように改善というか、ある意味、自由でもいいのかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
  以上で、質問を終わらせていただきます。
 
 
2022年07月22日 11:50

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◆ 泉井ともひろ 略歴 ◆

昭和56年4月26日生まれ
(生まれてからずっと吹田で育ちました)


  • ・民間企業経験20年以上(営業、福祉、経営)
  • (平成21年~訪問介護事業所の所長として勤務)
  • ・介護福祉士
  • (専門知識と現場経験で市政を鋭くチェックしています)
  • ・吹田市消防団豊津分団班長
  • (平成26年ポンプ車操法大阪大会で優勝、三島地区では初となる全国大会出場)
  • ・単一自治会副会長
  • ・自民党大阪第七選挙区支部青年部幹事
  • ・NPO Kid`sすいた 代表
  • (子供たちが安心して遊べるよう砂場清掃などをしています)
  • ・全国若手市議・関西若手議員の会役員歴任
  • ・看護を考える地方議員の会(吹田市代表)
  • ・吹田市議会議員(自民党吹田市議団幹事長)
    【平成27年統一地方選挙にて初当選】現在【財政総務常任委員会】所属
  • ・代79代吹田市議会議長
  • ・近畿警察官吹田地区友の会会員
  • ・自衛隊吹田協力会会員

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