令和3年2月定例会「個人質問」
内容は、1「健都」の名称について、2「Park-PFI」について
先ず「健都」の名称については、他の自治会で健都という名称で街づくりをすることが検討されていたことを聞きました。
吹田がブランディングしようとしている過程で他の自治体が同じ名称で街づくりをしようとすることについて、吹田としての考えを問いました。
次に「Park ーPFI」については、江坂公園の在り方について子育て世代の視点から質問と要望をしました。
江坂公園は25年前に大規模な改修を行い現在の公園となりましたが、今回の提案は民間活力を利用し改修提案および指定管理に入ってもらい、公園全体の管理を任せようとする提案です。
しかし、現在の市の考えでは予算規模を含めて不十分との考えから質問、要望をおこないました。
以下、質問と答弁の概要です「一言一句同じではありません」
「健都」の名称について
質問:北大阪健康医療都市、愛称「健都」についてですが、他の自治体が「健都」という名称で、まちづくりを検討していた話を聞きました。
これまで本市のビッグプロジェクトとして進めてきた街づくりでもあり、この愛称で循環器病の予防医療や健康づくりの取組など、「循環器病予防の象徴」と呼ばれるような「健康・医療のまちづくり」を進め、国際級の医療クラスターの実現に向けて取り組むとなっています、しかしそれらの実現前に他の自治体で同じ名称を使用されそうになったことに対して私は「ご遠慮いただきたい」という思いをいだきましたが、市は仮に今、そのようなことがあればどのように感じますか。
答弁:ご指摘のような事案につきましては、健都と言えば吹田という、唯一無二の存在となるべく、他の自治体にはない価値を創出し、その価値を一層高めていく取組が必要だと改めて感じているところです。
「健都」のアルファベットには「知識」「運動」「栄養」それらを具体的なサービスとして社会に実装し市民に還元していく「まち」という意味が込められており、引き続き「医療クラスター形成」と「くらしに密接した実証フィールド」を有する健都の特徴・強みを最大限生かし、名称に込められた理念に恥じない、後世に誇れるまちづくりを進めていく。
質問:もちろん、健都のまちとしての価値を高めていく取組は必要であり、健都といえば吹田となった後には他の自治体等でも同じようなコンセプトをもって街つくり等のために使用していただくのは何ら問題ないとしても、それまでは、守る対策も必要ではないでしょうか。
答弁:健都から新たな商品・サービスを創出していくとともに、そうした取組を対外的に広く発信するなど、健都のブランドを確立していく過程の中で、ご指摘の観点も踏まえ、必要な対策について検討していく。
要望:今は難しいかもわかりませんが、ある程度の実績を積まれた際には商標登録も1つの方法だと思いますのでよろしくお願いします。
Park-PFIについて
質問:この度桃山公園と江坂公園に関してPark-PFIの関連予算が計上されていますので、何点か質問いたします。
先ず、土木部の公園利用者へのアンケート調査を拝見いたしましたが、桃山公園と江坂公園では利用者層や目的、今後希望する公園のありかたについて違いが見受けられました。
しかし、桃山公園と江坂公園ではそもそもの設備等が違うので利用者アンケートをもって一概に近隣住民の望むものが違うとは言えません。
特に子供連れや小学生などの児童は遊具の充実している公園に遊びに行くでしょうし、逆に自然観察や運動、散歩が目的なら自然が豊かな公園を選ぶでしょう。
そして、公園利用者アンケート調査からもわかるように桃山公園は65歳以上の利用者が多く、また一人で散歩や運動目的で利用しているのに対して、江坂公園は家族連れが一番多く、利用目的も遊びが散歩を上回っています。
先ほども少し触れましたが、桃山公園は遊具が全くありませんので、遊び目的での利用者が少ないのは当然と言えますし、今後の在り方についても今のままでよいという意見が一番にくるのも納得できます。
ただ、公園から半径1km圏内に住んでいる20歳以上の吹田市民による住民アンケートや桃山台駅周辺による街頭インタビューを含めた調査結果ではカフェやレストランなどの新たな施設を追加してほしいという意見が約7割と圧倒的に多いことが伺えますので、桃山公園については、今回のパークPFIを通じて、幅広い層の市民から利用される公園に変わることを期待いたします。
さて、江坂公園についてですが、これまで公園内にある地下駐車場跡地の在り方については幾度となく議論されてきましたが、パークPFIにより地下駐車場跡地の利用提案は条件に入っているのでしょうか。
答弁:江坂公園地下駐車場跡地は、公園の地下2層にありますが、事業者サウンディングを行う中で、上層の地下1階部分については提案がありました。
下層の地下2階部分は、活用方策のための調査検討にコストがかかるため、具体的な活用意欲がございませんでした。そのため、今回のPark-PFIによる再整備区域には、可能性のある地下1階部分のもを条件に入れる予定です。
次に江坂公園の利用者は調査を見る限り20代~30代が約半数、40代~64歳が3割となっており、家族連れが一番多いことや遊び目的が一番多いことから子育て世代の利用者が多いことが読み取れます。
私も江坂が地元ですので、よく子供を連れて遊びにいきますが、多くの子供連れでにぎわっています。
しかし、遊具スペースでは、就学前児童と小学中学年以上の児童が入り混じって遊んでいるため、危険に感じる場面も度々見受けられます。
また、利用人数のわりに遊具が少ないことから、遊具スペースの拡充を求めますが市の見解をお示しください。
答弁:今回のPark-PFIによる再整備では、既存の大型木製遊具の撤去と新しい遊具の設置を条件とする予定です。利用年齢によるエリア分けや拡充についてはスペースに制約がありますが、市が一定の条件を示しつつ、事業者からの提案を求めていきます。
今よりも一層安全に楽しく過ごせる空間の提案を期待するものです。
要望:江坂地域に限ることではないのですが、自然豊かな公園(言い換えれば何もない公園ともいえますが)また、オシャレな大人目線な公園も良いのですが、江坂地域にある他の公園は殆ど遊具がありませんので、せめて江坂公園は子供目線で遊べるスペースを拡充していただきたいと思いますし、それが困難なら、地域の他の公園にもう少し遊具を設置、または入れ替えるなど子供達の楽しめるスペースを増やしていただくよう要望します。
また、地下2階駐車場跡地のことなど、大胆な提案が事業者から出てきた際は予算や実施年度も含めて現在、市が予定しているものに固執するのではなく柔軟に検討していただくことを強く求め質問を終わります。
2021年03月03日 09:32