H27年 9月定例会 福祉環境委員会
◎初日 10月13日(火)・14日(水)
今回は2日とも議案第98号 平成27年度吹田市一般会計補正予算(第4号)中 こども部所管の留守家庭児童育成室運営業務(学童保育)、民間委託について各委員から、多くの質疑が行われました。
この案件は先日にもお伝えしましたが、H28年度に山一・山三・西山田・津雲台・青山台の5つの育成室を民間委託しようと言うもの。
そして今回、泉井の質疑で明らかになった事があります。それは、現在の指導員不足の原因である離職率の高さから気になる事があり、突っ込んだ質問をしました。
そもそも吹田市の指導員に対する処遇は決して悪くないにも関わらず、離職率47%という高さはどう考えても処遇以外の理由があると思ったのと周囲の噂からです!
その内容は退職者の退職理由を担当者が確認したところ、署名運動やチラシ配りなどを業務外で半ば強制的にさせられていると言うことです!
しかも、それは先輩指導員がつくりだす職場の空気により、拒否できない事態にまでなっているとの事。
これは明らかに職場環境に問題があるとしか言えません!!
関連ですが、今回、共産党委員からの意見で16,699もの署名が提出されたと発言がありましたが、このような署名活動で集められたものに信憑性は全く感じられません。そして自民党会派に寄せられた声からも、民間委託に前向きな保護者も署名しなければいけない空気があり、無理やり署名させられている事が読み取れます。
そもそも署名された16,699人中、一体何人が吹田市民かも疑問ですが・・・
などなど、様々な問題があり、その中には保護者に対しての説明不足については否定できない部分もありました。
そして行政に対して、委員会の最後に次のように意見(要望)を出させていただきました!
<泉井の委員会意見(要望)>
議案第98号 平成27年度吹田市一般会計補正予算(第4号)中 こども部所管分について意見を述べます。
留守家庭児童育成室運営業務、民間委託について、わが会派には多くの民間委託について期待の声が寄せられている。しかし保護者への説明時期や、その内容等について本委員会でも様々な指摘があり、一部保護者からは不安の声があがっているのも事実だが、民間委託そのものについて是非を問うものは少なく、行政の説明不足や先の見えないところから不安の声が上がっているように思われる。
さらに、指導員の離職率が極めて高いことによる、指導員不足、またその退職理由の中には一部とは言え強制参加ともとられる署名運動等の業務外活動が答弁により挙げられ、そのような事実があったことは極めて遺憾。よって、必ずしも、現在における市直営の状況が良好とは言いがたく、民間の活力を活かした業務委託については、千里丘北留守家庭児童育成室の利用に関するアンケートでも一定評価がうかがえることからも、計画通り進めること。また、保護者に対しては計画期間内で安心、納得してもらえる説明をしっかりと丁寧に行ってください。そして特別配慮を必要とする児童含め、子供達にとって、より良い環境で通所できる育成室になるよう委託にあたる引継ぎ等の調整、その後においても、行政の関わりが薄くならないよう、相談窓口や監査等、残すところはしっかりと残していただくことは強く求める。
以上、意見とし本案に賛成する。
2015年10月20日 14:56