吹田の福祉の不思議 第2弾 (巨大勢力の圧力!?)
前回の投稿で今ままでの補助金の在り方について、疑問をもち、私の主張に賛同してくださっている方々が、なぜ声を上げることができないのか!?ということでくくりました。
そして今回は私が10年前に吹田の福祉業界に転職して起こった出来ごとや感じたこと(あくまで個人的に)をお伝えさせていただきますので、そこから読み取っていただければ幸いです。
福祉業界に転職して、一番最初に感じたことは、公的サービスだけに決められたルールが多く、「やっぱり行政関係の仕事はきっちりしているな~」という感覚でした。
なので、当時は現場と制度を知ることを最優先し、いただいたお仕事は全て受けることにしました。
そんな感じで始まったので、障害に起因してコミュニケーションが取りにくい、医療的ケアを要する、支援する時間帯が早朝深夜など困難ケースといわれる案件が次々と入ってくるようになりました。
そして、その合間に制度の勉強を行っていたわけですが、ケースカンファレンスなどでは、多くの同業者や医療関係者、行政関係者と話をする機会があります。
しかし、特に同業者との話の中で、業界10年以上の責任者など、当時1年、2年目の私と比べると明らかに経験の高いと思われる方でも、制度や支援技術のことなども、知らないことが多いことに疑問を抱いたことが記憶に残っています。
そして、一番びっくりしたことが、制度の完成度は置いておいても、その福祉感覚なのか、ボランティア意識なのかはわからないのですが、制度から逸脱した支援を提供していること、もちろん制度から逸脱しているわけですから国への報酬請求もできなのですが、なんの戸惑いもなく請求している姿を多く見かける機会がありました。
私は当時からそれらに疑問を抱き、そういう場に居合わせたときは、当時やんわりではありますが、異議を伝えて自分の事業所では制度を逸脱したことはできないし、請求もしないというスタンスをもっていました。
しかしある時、そういう意思を示したとき、その場に居合わせた同業者の方からこういうことを言われたことがあります。「泉井さん、あんまりそういうことを言っていると仕事なくなるよ。吹田には高齢介護、障害共に大きな勢力がいくつかあって、そこに嫌われると吹田では事業できない」と言うのです。
うすうすではありますが、そういう大きな法人が存在することは知っていました。しかし、そのことで何故、仕事が出来なくなるのかを不思議に思い、質問するとこう返ってきました。「その大きな法人は役所とつうつうで、役所もそれらの法人には逆らえへんのとちがうかな~?だから悪い噂を回されたら仕事をふってもらえなくなるねん」
その時は、真面目にしてる方が損をして、自論で制度を都合よく解釈して不正請求や水増し請求をしているほうが生き残れる業界なのか!?とビックリ。
もちろん、当時言われていたそれらの法人が直接、そのようなことを主張していたり、誘導していたりと言うことは無いと思うのですが、真面目すぎると煙たがられて仕事を回してもらえなくなるという「噂」が吹田の福祉業界には存在していることや、経験上実際にそういう意識で仕事をされている某法人の職員さんがいてたことは、はこれまでの経験からしても確実に言えます。
そんなこんなで、そういう方々と反対の主張をすると大変なことになるとう心理が働いているのではないかと思います。
行政の事なかれ主義もあいまって、そういった「おかしなこと」が続いている実態があるのではないでしょうか。
しかし、そんなことが続いていては福祉サービスの質の向上は図ることができません。質の向上がなければ、福祉業界としても担い手不足などの課題解決にもつながらず、衰退の一途をたどることは間逃れないのではないでしょう。
やはり、行政、事業者、介護士個人においても意識を変えていただかなければならないという事は、政治家を目指す以前から全く変わっていなく、一貫して主張していることです。
もちろん、福祉現場にいる時も、仕事はまわってきていましたし、サービスに対して何の問題もなく、急に取引をしなくなったところは、そういうところだったんじゃないかなと思うようにしています。
これからは、真面目に事業を行い、その上で出てくる課題やニーズを一つづつ解決していけるような業界にしなくてはなりません。
福祉関係のお仕事をされている方で、この長文を見られて少しでも共感してくださった方が伸びていく業界にしていきます!ですから、そういう場面に遭遇したときは、勇気をもって今までの「おかしなこと」を正して頂きたいと思います。
ただ、直接に声を上げるのは無理がありますよね(^^ゞ。そういうときは匿名のメールでも電話でも良いので、こっそりと教えてください。
次は、最近の情報提供からわかった「泉井の存在」についてです。笑